概要

湿板写真の5つの特徴

なぜ現代において湿板写真を撮るのか。
それは湿板写真がフィルムやデジタル写真を超えるロストテクノロジーとさえ呼べる特徴を持ち合わせているからです。
これよりその5つの特徴に注目していきましょう

写真であり、フィルムであること

ガラス製湿板写真の仕上がりは何もしない状態ではネガに見えます。そこに黒い布などを当てがうことで目の錯視でポジに見える結果になります。
見た目がガラス製のフィルムに見える通り、フィルムとしてコンタクトプリントを行うことができます。
その点で、湿板写真は写真としてもフィルムとしても活用できるものになっています。
なおフィルムとして扱う場合は専用の現像方法が必要になります。ご希望の方は事前にお申し付けください。

説明1

本当の銀を使用した”銀塩写真”であること

湿板写真に使われる薬品の一つに”硝酸銀水溶液”があります。純銀を硝酸で溶かし混み蒸留水で出来上がった水溶液に、長時間熟成したコロジオン溶液を硝酸銀水溶液に反応させ感光性を与えます。
最終的な工程で還元することで銀が残る結果となります。この点で湿板写真は銀塩写真と呼べるのです。

説明2

写真の長期保存性が見込めること

湿板写真はおよそ170年前の写真技法であり、日本では坂本龍馬の写真が残されています。そして今もなお写真が現存するケースが残っており、使用する薬品や道具、そして適切な保管を維持することで長期保存の可能性があります。
デジタルは10年も過ぎればシステムが変わり、デジタル写真が残りにくくなっています。アナログ写真によって10年先、そしてそれよりも先の未来に写真を残していきませんか?

説明3

デジタルを超える解像度の高さ

昨今のフィルムはデジタルの解像度を超えているなどの主張が現代ではあります。
一方、湿板写真の解像度はデジタルやフィルムの解像度をはるかに上回る結果が得られます。
それはこの技法による現像過程で銀分子4つがまとまることで目に見える密度を生み出しているからです。もっとも解像度の高い古典技法はダゲレオタイプによるものですが、湿板写真がダゲレオタイプの後に普及した理由は目視ではダゲレオタイプに近いきめ細かい像が得られたからに他ならならなかったからです。
ウェブ上ではこの像の密度を体験することは難しいため、実物を一度ご覧になることをお勧めいたします。

説明4

一枚一枚が再現不可能な完全オリジナルであること

湿板写真は二度として同じ写真が撮れません。それが世界に一枚しかない写真が出来上がるということです。
そして一枚しかない写真だからこそ特別な体験となるのです。
私はどうかこの特別な体験を皆様にこれからも提供をしていきたいを考えています。

説明5